ごつさと飼いやすさが魅力のフトアゴヒゲトカゲ
爬虫類というと怪獣みたいな見た目が好きという人も多いのですが、そのごつさを持っている上に爬虫類の中では飼いやすいといわれているのがフトアゴヒゲトカゲです。
見た目がかなり爬虫類!という印象なので、苦手な方は無理だと思いますが、非常に性格が温厚で見た目とは全く違う爬虫類です。
またフトアゴヒゲトカゲは非常に丈夫で、しかも人に慣れてくれるので、抱っこもできるという、爬虫類が好きという人にはこたえられない魅力を持っているのです。
フトアゴヒゲトカゲと飼う時に必要なグッズ
フトアゴヒゲトカゲはオーストラリア生まれの爬虫類です。
生息地になるべく近い飼育環境を作ってあげることが、フトアゴヒゲトカゲの元気な成長のために求められます。
昼間は28度から33度くらい、夜は23度から25度くらい、必要なグッズは、ケージに床材、シェルターに温浴できる場所です。
ケージは60cmから90cm位のものでいいのですが、最大60cmともなる子もいるので、120cm位のケージがお勧めです。
床材はキッチンペーパーでもいいのですが、滑って体を傷める可能性もあるので、ウッドチップ、パームマットなどがいいと思います。
この辺はペットショップの方に聞いてみるといいものを選択してくれます。
トカゲは隠れ場所が必要な特性を持っていますので、落ち着いて休む、暖まった体を冷やすということも含めて、シェルターなどを用意し、流木などを組み合わせておくと快適な空間となるようです。
温浴については、洗浄、脱皮、排泄促進、さらに水分補給に必要な事となります。
35度くらいのお湯に5分から10分程度入れてあげます。
無理せず気持ちよさそうに入ってくれるようなら行ってみましょう。
起きてすぐは体温が下がった状態となってますので、温浴してあげると元気になります。
3日に1回くらい行うようにするといいようです。
フトアゴヒゲトカゲの食事、コオロギがよしとされる
フトアゴヒゲトカゲは大人と子供で食べるものが違い、子どものときには野菜と昆虫が主軸で、大人になると野菜、果物から栄養を摂取します。
爬虫類なのに最終的にベジタリアン・・・ということで、観葉植物をかじる事もあるといいます。
子どもは毎日、大人は週3日程度食事を与えれば十分です。
子供の時には昆虫を食べますが、フトアゴヒゲトカゲにとって栄養バランスのいい昆虫がコオロギです。
他の爬虫類の飼育にも利用されるので、ペットショップで売っています。
フトアゴヒゲトカゲはカルシウムの補給が必要で、カルシウムが不足してしまうとクル病という病気になってしまいます。
残したコオロギはフトアゴヒゲトカゲにかみつくこともあるので、すぐに撤去するようにします。
ミルワームについては食いつきがいいので飼い主さんが喜ぶ餌なのですが、リンなどを置く含んでいるため、栄養障害になりやすいという餌なので、おやつと考えて、たまにあげる方がいいようです。