昔より多くの人たちが瓢箪を親しみ、瓢箪六つで「むびょうたん」であり、無病に繋がると信じられて来ました。
六瓢箪のお守りは現在でも人気の高いお守りの一つです。

瓢箪には病気を治す力があるとも言われています。
そして六瓢箪はたった一個の瓢箪の力ではなく、六個の瓢箪の力の力と言うことになります。

六瓢箪はテレビドラマで使用されて一躍クローズアップされ、問い合わせが殺到したと言います。
善光寺の五色六瓢箪お守りなどとても人気の高い六瓢箪のお守りの一つです。

見かけは一つの瓢箪ですが、中を開ければ中には、5つの瓢箪が入っており勘定すれば六瓢箪と言うことになります。
緑は肝臓、赤は心臓、白は肺臓、紫は腎臓、黄は脾臓を表現し、内臓に悪いと言う人たちには特に御利益があるとも言われています。

『比叡山の六瓢箪耳かき』など耳掻きにも六瓢箪があります。
『比叡山の六瓢箪耳かき』は癌に、ボケに大きな効能があると言われています。
更に肺臓、心臓、肝臓、脾臓、腎臓と言った病気より守ってくれます。

六瓢箪めぐり

昔より縁起のいいものとして広く知れ渡っているものが六瓢箪です。
更には蔓が伸びて果実が鈴なりになる光景より、開運招福や子孫繁栄などの象徴ともされていました。

六瓢箪めぐりと言うものがありますが六瓢箪めぐりは秀吉公ゆかりの六つの古社寺を回って、無病息災を祈るというものです。
これは太閤秀吉の馬印が「千成瓢箪」によるものであることに由来し、六つの古社寺を巡って行きます。

それは舎那院、神照寺、総持寺、知善院、長浜八幡宮、豊国神社です。
舎那院、知善院、長浜八幡宮、豊国神社は比較的長浜駅より近く簡単に行くことが出来ます。

舎那院は真言宗豊山派の寺です。
8月~9月には美しい芙蓉が見られ、名所として知られています。
平安時代の初め頃に、空海が創建したと伝えられる歴史のあるお寺です。

天台真盛宗の寺院が知善院です。
本尊は阿弥陀如来です。

本堂に置かれてある豊臣秀吉の木像は、大坂城落城の際と言われています。
曽呂利新左衛門の作と言われています。

長浜八幡宮は、 日本三大山車祭のひとつ「長浜曳山祭」で名を知られています。
豊国神社は、 豊国大明神こと豊臣秀吉の他に、事代主大神や加藤清正、木村重成を祭神とする神社です。
天正元年(1573年)~天正4年(1576年)において長浜城主は豊臣秀吉でしたが、 秀吉の3回忌に遺徳を偲んで建立されたと言われています。

六瓢箪でハッピーになる

瓢箪は私達をハッピーにさせてくれる要素が一杯含まれています。
ひょうたんから駒が出るということわざにも古くから慣れ親しんでいますが、駒とは本来馬のことをさします。

意外なことが起こる様を指しますがそもそもひょうたんから出てくると言うことを想像するだけでもユニークなハッピーな気持ちになれるのではないでしょうか。